赤ちゃんが泣き止まないと、私の何が悪いのかしらと、母親は絶対悩むと思うんですけど、以下を知って気が楽になりました。
今日はシナモンをかけてリンゴを食べた。シナモンが大好きでついつい果物にかけて食べちゃう。美味しいな!
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「赤ちゃんなぜ泣くの?―子育て文化人類学 親にわかること、できること (メディカセレクション)」を読んで書きました。かなり面白かったです。お姑さんや、実母から、産後面倒をみてもらったり、里帰りした時に言われそうなことだな〜って思いました。
1)母親が緊張し心配しているから(母親の感情的要因)=間違い
2)経験の乏しい母親だから=間違い
3)よく泣く赤ちゃんの母親グループと、あまり泣かない赤ちゃんの母親グループに対して以下を測定
「どれだけの頻度で赤ちゃんに触れるか・医師の質問にどれだけ鋭く反応するか・ユーモアのセンスを持っているか・妻として成功しているという気持ちの度合い」
結果、この2つのグループに差異は何らなかった。(p13)
4)家庭内に緊張があるから、それを反映して泣きやまない=間違い
↓
赤ちゃんが泣きやまないから家庭内に緊張が走るが、それが原因ではない
5)赤ちゃんの胃や腸にガスがたまっている、つまり赤ちゃんの胃や腸の調子が悪いから泣く=間違い
↓
長時間泣き続けた結果として胃の中にガスやげっぷがたまるのであって原因ではない。
6)便秘や下痢が原因で泣きやまない=間違い
7)母乳を十分にあげていないから泣き止まない=間違い(意外なことに、よく泣く赤ちゃんの方がお乳がよく飲めるので、体重が6ヶ月後の追跡調査で増えている
8)ミルク(人工乳)の種類が合っていないから赤ちゃんがよく泣く=間違い
ただ、まれにミルクに含まれる成分で具合の悪くなる赤ちゃんがいることは確かだそうです。
そして、癇癪を起こすような泣き方を続けてしまう泣き止まない赤ちゃんの母親の3分の1が、牛乳や乳製品を一切摂取しなくなると、赤ちゃんがおよそ3、4日後には泣かなくなった調査がスウェーデンであるとありました。(p26)
9)哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃんと、母乳の赤ちゃんでの泣き癖に違いは見られない
10)赤ちゃんの泣き癖と母親の年齢も関係ない
11)第1子だからよく泣くわけでもない
12)男の赤ちゃんの方がよく泣く=間違い
13)父親の職業、母親のIQ、教育水準も関係ない
14)母親が妊娠中にタバコを吸ったり、コーヒーを飲みすぎたから=関係ない
15)家族内にアレルギー体質がある、よく泣く子供が以前にいたかどうか=関係ない
16)赤ちゃんがまだ寝たくないのに無理やり寝かしつけようとする、赤ちゃんが寝入る前にうんと泣きたいのにそれを許さない、夜泣きに一貫した態度を取らない、泣きだした時に素早く対応しない。
こう言った母親の態度は影響しない。
17)赤ちゃんを甘やかしているから泣き止まない=間違い
以上、「赤ちゃんなぜ泣くの?―子育て文化人類学 親にわかること、できること (メディカセレクション)」を読んで書きました。